こんにちは。
中小企業の社外CFOの島田です。
世界に緊張が走っていますが、
今のところ平和に働けることに感謝しつつ、
早速本題に入りたいと思います。
私は受験期間中、大学生と大学院生だったので、
社会人の受験生の方には当てはまらない部分があるかもしれませんが、
そこはご了承いただければと思います。
結論
税理士受験期間中、
一緒に勉強に励む仲間が必要かどうか、
私自身の答えは、
要らない
です。
理由は、3つです。
- 受験仲間の知識=合格への最短距離ではないため
- 自分のペースを守るため(雑音防衛のため)
- 他人の可能性の芽を摘むことを防ぐため
一つずつご紹介できればと思います。
ちなみに、私の受験履歴は以下のとおりです。
大学2年生の秋からTACにて税理士試験受験勉強開始。
大学3年生の初受験の結果は、簿記論×、財務諸表論×。
大学4年生のリベンジで、簿記論〇、財務諸表論〇。
税法3科目自力で合格するか、大学院2年間で論文書いて2科目免除するかで迷った結果、後者を選択。
大学院1年生の税理士受験の結果は、消費税法×。
大学院2年生のときに消費税法〇。 これで晴れて必要合格科目が揃いました。
そもそも、なぜこのテーマが頭に浮かんだかというと、
受験期間中、私は学生で、
公認会計士や公務員を目指している同級生がたくさんいて、
専門学校や大学のゼミで楽しそうに集まって話しているのを何度もみたことがあるからです。
私は大学生の2年間は本当に一人で勉強していて、当時は正直そういう人達が羨ましかったです。
自習室に一人で座っている同年代っぽい人に話かけようかなと思ったことも何度もありました。
大学院生になってからは、院免目的の同級生ができたため、ひとりではありませんでした。
どちらも経験してみての、結論です。
税理士受験仲間がいらない理由
理由①受験仲間の知識=合格への最短距離ではないため
タイトルのような言い方をすると、冷たく聞こえるかもしれません。
受験生当時、なぜ私自身、受験仲間が欲しいなと思っていたかというと、
他の人が良い勉強のやり方を知っていて、お互い情報交換できる存在がいたら成績が伸びるかもしれない
とまあ、他力本願な甘い考えがあったからです。
(もちろん、悩みを共有できる相手が欲しいなという純粋な気持ちもありました。)
ただ、よく考えてみると、
受験仲間はまだ合格していないのです。
税理士試験の採点基準自体ブラックボックスなので、
例え模試で良い点数を取っている仲間がいたとしても、
その方が、本番で同じような点数を取れるとは限りません。
良い勉強の仕方を知りたいなら、その講座の先生に聞くのが一番手っ取り早いと思います。
(通信の場合は、フォローしてくれる先生がいらっしゃるのかわかりませんが、独学ではない限り、いないとうことはないと思っています)
なぜなら、先生はその科目の合格者、かつ、受験のノウハウも現役で知っているからです。
受験科目の担当講座の先生に聞くこと=良い勉強方法への最短距離
だと思います。
先生以外の、例えば同じ職場で既に合格している方に聞く方法もありますが、
やっぱり何年も前の記憶は定かではありませんし、
現に私がいま、受験生時代どういう勉強をしていたかを聞かれても
その人のためになる情報を自信をもって答えることはできません。
理由②自分のペースを守るため(雑音防衛のため)
ご存知のとおり、税理士試験は時間との戦いです。
到底、時間内に解き切れないボリュームを、正当率が高い問題の点数を取りこぼしなく+αで
合格点に届くように日々鍛練する必要があります。
したがって、「よしやるぞ」と気合を入れ、
時間を計測しながら反復練習をします。
その最中に、人から話しかけられたら
その練習の効果が落ちてしまうのは言うまでもありません。
また、同じ空間に知人がいると、
「もうそろそろランチの時間だから、あの人一緒にランチに行こうと話かけてきそうだな」
とビクビクしながら問題を解かないといけないかもしれませんし、
「いま解きたいけど、話しかけられそうだから後にしよう」
と考えて、自分のペースを自分で乱してしまう可能性も大いにあります。
どういう問題を、どのように練習をすれば合格基準までいくのかは、
人それぞれですし、他人と比較すべきものでもありません。
なので、
自分のペースを乱さないこと
これを最優先に考えると、受験仲間はいないほうがいいのかな、
と思った次第です。
理由③他人の可能性の芽を摘むことを防ぐため
理由③は理由②の裏返しです。
自分が他人のペースを乱すことで邪魔をしないようにすることが重要だと考えています。
息抜きのための遊び相手は、
受験仲間と混合しないほうがいいというのが私の考えです。
受験生時代、専門学校の自習室で、
「タバコ一緒に行こうよ」
とか、
「コンビニ行こうよ」
とか言われている人みると、
何だかな、と複雑な心境でした。
まとめ
個人的には、
税理士受験は孤独に頑張る、
その他の時間は他人と多く関わる、
というのがスマートかなと感じます。
そういえば、令和4年度税制改正大綱で受験資格の緩和の方向性が示されたようです。
早い時期からチャレンジしておくことに越したことはないので、
学生の受験生にとってはメリットのある改正になるのではないかと思いました。
本日もお読みいただきありがとうございました!
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